人体比率は一生に一度だけ描いてください。
必ず定規で測って比率を守って!
キレイに人物を描けるようにするために必須なのが人体比率です。
描くのにものすごく時間がかかります。
基本の人体比率を学ぶ
ここで描く比率は
これから先ずっと地図のように使います。
描く人物の美しいバランスや正しい重心や関節の位置をチェックする為です。
必ず一回描いてください。
もちろん暗記しなくていいです。
必要な時に取り出してみてくださいね~
描かなければ理解できません。
キレイな人体を描くためにギリシャ黄金比を知る!
世界一スタイル抜群な彼女のヒミツは
調和と均整!!ー
ギリシャ時代、建築もファッションも
黄金比に沿ってました。

パルテノン神殿 アテネ 紀元前447-431年
『ギリシャの黄金比』、
聞いたことありませんか??
とにかく最も美しく、
調和のとれた比率ってこと。
ギリシャのパルテノン神殿の縦横比とか、
大体5:8。
つまり建築も人間もこの比率が
スタイル抜群ってこと!!

ミロのヴィーナス 紀元前130-100年頃 アレクサンドロス ルーブル美術館蔵 Wiki
世界一スタイル抜群な彼女、
体のどこをとっても
ギリシャの黄金比で出来ています!!
ちょうどパルテノン神殿の
横に大きい黄金比を縦にしたカタチ。
この誰が見ても美しい人体比率を
まずマスターしよう♪
なぜかというと‥
描かれた人体がすでに魅せる
カッコいいプロポーション。
これだと何を着せても様になるよね?
人体比率の描き方
これは全員必須です!
お手本は印刷してください。
縦横の直線の補助線は消えないペンで引くと良いです。
人体に消しゴムを描けても補助線を消さないためです。
お手本👇

基本の人体比率ダウウンロードはここをタップ
- 一頭身目と二頭身目、それ以降の横線の間隔は2.5㎝
- Hの縦線からそれぞれの人体の中心線は3㎝
にするとA4の紙にきちんと収まります。
※上のお手本では画面に収めるために
- 横線の間隔は2.5㎝
- 人体の中心線は2.5㎝
にしています。
わかりにくくてすみません。
どちらで描いても正解です。
縦横の比率が合っていれば良いので。
常にお手本と近いか離れているか、
目で確認してください。
この後の応用編では好きに描くようになります。
ここだけ基本のプロポーションをマスターするために
お手本に忠実にしてください。
お手本に忠実に描くのはこの回だけです。
守るべき体の軸について。
下の図は2番目の横向きの人に注目してください。
体の軸が鎖骨、土踏まず、ウェスト真ん中、
ひざ下を通っているのでしっかり立てています。
これがずれていると、
重心が不安定でデザインより絵の欠点が目についてしまい
見る前から『よくないデザイン画』、だから見ない、になってしまいます‥
中心軸に対しどの部位が出ているかよく見て描きましょう。
目標はオードリーヘップバーンの立ち姿です。
姿勢がとてもいいです!
姿勢の悪い人体を描かないでください!!
もし4人の内一人だけ姿勢が悪く描いていたら
新しい紙にそれだけ描き直してください
例えば、
横の人だけ描き直したら、それを切り取って 修正前の絵の上に貼ってください
全部描き直す必要はありません
この表は後でポーズをとっている人を描くときにつかうので
きれいである必要はありません!!
↑最低限これだけは描きましょう!
肉付けされた人体比率
基本の人体比率が理解できたら次に進みます!
今回はもっと進んで人間らしく肉付けされた人体比率を学びます。
前回人体をわかりやすいように直線や円で描きました。
ここでは人体特有の曲線を使います。
ここは必須科目ではありません。
応用編で人体についてはしつっこく学びますので
今はスキップしたい方はスキップどうぞ。
描いた方が良いか迷う場合はすぐ