華やかなファッションやコスチュームデザイナーの世界‥
今回は世界的有名衣装デザイナーのキャリアのホントのスタートをお話しましょう。
ちょっとゴシップよりね。
でも彼女たちが気軽に話してくれたんだから、べつにタブーではないよ。
目次
キューブリック監督の恋人の場合
世界一有名な衣装デザイナー、ミレーナ・カノネロ。
『時計仕掛けのオレンジ』（1971）から始まって。
『ゴールデン・リバー』（2019）までアカデミー賞9回ノミネート！
『バリー・リンドン』(1975)
『炎のランナー』(1981)
『マリー・アントワネット』(2006)
『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014）
などで7回もアカデミー賞授賞！
それは世界一有名な監督の恋人になったことから‥
彼女はイタリア、トリノ出身。
ジェノバで衣装デザインを学ぶ。
その後イギリスへ。
そしてある時世界一有名な映画監督とイギリスの飛行機の中で一緒になったそう。
その彼とはスタンリー・キューブリック監督だったから‥
それからキューブリック監督から『時計仕掛けのオレンジ』の衣装デザインオファーが。
この衣装は一世を風靡しちゃったそう。
続くキューブリック監督の『バリー・リンドン』(1975)の衣装。
これは当初ピエロ・トージ氏に衣装オファーがあったそう。
でも彼はイギリスに行きたくなくて断った！
そしたら英語もフランス語も堪能なミレーナにオファーが来たってワケ。
結果アカデミー賞受賞！
ウソみたいな話‥
ローマでキューブリック監督の回顧展があった時。
会場でミレーナに会ったんだけど。
って言ったら‥
ミレーナが昔のことヨってこれを話してくれたんです。
だからホントの話でしょ？
イタリア一有名な美術デザイナーの奥様な場合
もう一人イタリアの超有名衣装デザイナー、フランカ・スクワルチャピーノ。
彼女は映画『シラノ・ド・ベルジュラック』（1991）でアカデミー授賞！
坂東玉三郎も『エリザベス』で衣装を頼んでいます。
彼女のデザイナー人生の始まりはとある舞台の端役‥
ある日夢だった女優への第一歩としてほんの小さな役で念願の舞台に立っていたら‥
（彼はベルトルッチ監督『1900年』などの美術デザイナー）
そんな彼はフランカに自分と同じデザイナーの道を歩んではどうかと提案。
それから彼女は衣装の方へと進んで‥
才能を発揮！
今でもお二人はとても仲良し。
ベルトルッチ監督の敏腕プロデューサーの元奥様の場合
世界的超大御所監督と言えばベルトルッチ。
そのプロデューサーは超敏腕で有名。
クラウディアはその人の元奥さん。
ミラノで衣装デザインを学んだ彼女は卒業後映画界でアシスタントを始めます。
そして例のベルトルッチ監督のプロデューサーと結婚。
でも夫の仕事への完璧主義が厳しすぎて彼女はこころを病んでしまったそう。
離婚した今は自由にデザイナーとして活躍しています。
それでも
「元夫がいなかったらこんなにデザイナーとして安定してなかったかも」
って今では笑って言えるようになってました～＾＾
イタリア一有名女優のおかげで有名になった彼氏
イタリア一有名な女優、カロリーナ・クレッシェンティーニ。
彼女は全然売れてなかったシンガーと付き合うように。
ものすごいオープンな彼女。
二人で一緒にどこへでも。
そしたらその彼、イタリアで超有名シンガーに‥
あとは彼の方からお別れ‥
世界的映画監督の再婚相手の場合
日本人カメラマンのYさんはある世界的有名映画監督と出会い‥
Yさんは全然デザインはやったことのなかったんだって。
でもこの監督の新作映画に
「衣装担当して」と言われます。
それで衣装デザインとプロデューサーまでやることに‥
彼女は第一作目でいきなり衣装デザイナーとプロデューサーデビュー。
スターウォーズのプロデューサーの奥様の場合
ローマの映画研究所で一緒だったアルバニア出身のニーナ。
祖国は失業して朝からビール飲んでる労働者と絶望してやる気のないお母さんであふれてる‥
といつも言っていました。
でもトリノであるプロデューサーと出会い‥
それで一緒にハリウッドへ。
今では安心してデザイナーとして大活躍。
東欧系の金髪美人なニーナがハリウッドで切磋琢磨。
コネが全然ない場合の解決策！
でもでもでも！
ってかわたしの場合は？
もちろんそんなステキな出会い、ないですよ～(笑)
って言うかフツーはないです。
たまたまあったステキな出会いをご紹介しただけ。
スタート時点で必要なデザインスキルのレベルについて
今まで見てきたデザイナーたち、スタート時点でそこそこのスキルしかなさそうですよね？（失礼！)
立派な資格も特にない。
できます。
それは一流の環境に身を置くこと。
だから初めからのスキルはそこそこで大丈夫。
