ヨーロッパファッションの歴史を網羅した当ブログのサイトマップへようこそ!
このブログでは年代はとても正確です。
ファッションの歴史って知りたいけど、外来カタカナ語がめんどくさかったり。
レースやフリルが多くてなんだかファッションの本質が見えなかったり。
ファッションの歴史の本の構成が複雑すぎて挫折しちゃったり。
しませんか?
私は・・
ファッションの歴史の本をはじめから読むと・・
上のような理由で、一瞬で挫折しま~す!!
あれ、アオキってファッションデザイナーじゃなかったけ?
そうそう、そうなんです、テヘペロ。
今回はファッションデザイナーの私が独自につかっている、
ファッションの歴史表がありますので、
それをシェアしちゃいま~す!
ファッションの歴史の見方の
誰も言わないシンプルな方法
ってなに?
目次
- 稼ぐためにファッション史を使うって?!なにそれ?
- 文字を使う前の先史時代
- ギリシャ時代、世界一スタイル抜群な彼女のヒミツは調和と均整!!
- 紀元前27年~395年、強いぞ!ローマ帝国時代
- 395年~1453年、まぶしい!金きらビザンツ帝国時代
- 10世紀末~12世紀、おもしろロマネスク
- 12世紀半ば~14世紀、天に届け!とんがりゴシック
- 14世紀~16世紀、イタリアルネッサンスで人間賛美リターン!!
- 16世紀半ば~17世紀初め、スペイン強し!バロック重厚カトリック
- 1700年からファッションの中心はやっとパリへ!!
- 1795年~1810年、新古典主義=エンパイアスタイルね!
- 19世紀ヴィクトリア朝(英)、まだフランスがファッションリーダー
- 1900-6年、ザ・S字曲線!!
- 1910年、人体はまっすぐ筒形に!?
- 1910-14年-史上初!女性の足がチラ見え!
- 1920年シャネルのボックス型ボディライン
- 1925-27年、アールデコのビーズキラキラも流行ってたよ!
- 1928年曲線ボディライン強調時代リターン!
- 1927-28年シャネルジャケット衝撃デビュー!!
- 1938年、四角く大きくなろう!!
- 1940年代、第二次世界大戦時のなんにもない時代・・
- 世界史の面白い話といえば‥
- 重要!!時代小説を読むと・・
- まとめ
稼ぐためにファッション史を使うって?!なにそれ?
稼ぐためにファッションの歴史を使ってやれ~!
っていつもしつこく言ってますよね?
稼ぐためにファッション史を利用しよう
と思ったら最重要事項がこれ。
3つの疑問を持って、その答えを頭に叩き込んでください!
- ファッションの流行は何と関係がある?○○との秘密の関係って?
- ファッションには具体的なカタチがある?
- 流行は繰り返すって本当?
何と関係がある?
○○との秘密の関係って?
実はファッションの流行は建築と関係があります!!
ジョーシキすぎて誰もいわないのかなあ。
ファッション史だけ見ると2、3年おきにくるくる流行が変わる!
覚えにくい~!!
建築は建てるのが大変なので、さすがに何十年も同じ流行でいてくれます。
だから大まかなファッション史の流れをつかむには、建築の歴史の流れから見てね~!
具体的なカタチがあるの?
あります!!
複雑ひらひらフリルふりふり。
とらえどころのなさそうなヨーロッパのドレスですが、基本のカタチがあります。
このシンプルな基本のカタチだけおさえて!
ファッションの歴史の流れ全てがはっきりするよ^^
ココではシルエットと呼びます。
本当です、そしてこれが一番重要です!
ファッションと建築はセットになってぐるぐるぐ~るぐる、繰り返し流行として現れているのです!!
過去の流行をカンタンに自分の中にストックすると、
未来のこれから流行るであろう流行をすでに知っているものと考えることが出来るようになります。
ふ~ん、奇抜なデザインってここから来てたんだ~
斬新なアイデアってコレがもとだったんだ~
って、有名デザイナーのヒミツまでわかってしまいます^^
まずはココからの記事をざっと読んで!
それから好きなシルエットの記事リンクに飛んでくださいね~!!
文字を使う前の先史時代
文字を使う前の先史時代の建築↓↓
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_1280px-Matera_Sassi-min.jpg)
ここは岩をくりぬいて作られた洞窟の街。
もちろん計画もなく、ただ掘っただけの住処。
今も残っているイタリア、マテーラの洞窟住居群だよ。
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_1-min-1.jpeg)
先史時代なのでこんな毛皮をまとった人たちが。
衣服もパターンなんてあるわけもなく、ただ毛皮をまとっただけの服。
建築とファッションの進化の速度は同じくらい。
じゃ、時代が進むと・・?
ギリシャ時代、世界一スタイル抜群な彼女のヒミツは調和と均整!!
ギリシャ時代になると、こんなに進化!
建築もファッションも
黄金比に沿うようになるよ~
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_608px-Parthenon_-_facade_ouest-min.jpg)
とにかく最も美しく、調和のとれた比率ってこと。
ギリシャのパルテノン神殿の縦横比とか、大体5:8。
つまり建築も人間もこの比率がスタイル抜群ってこと!!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_Front_views_of_the_Venus_de_Milo-min.jpg)
世界一スタイル抜群な彼女、
体のどこをとっても
ギリシャの黄金比で出来ています!!
ちょうどパルテノン神殿の
横に大きい黄金比を縦にした
カタチ。
これ重要!!
ギリシャ時代以降、
人体はどんどん不自然な比率に変えられちゃいます。
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_6-min.jpeg)
ギリシャ時代のキトンという衣服。
一枚布に自分の好きな凝ったひだを寄せてぴったりと体にまとっちゃった。
これなら人体美が発揮できるでしょ?
ギリシャ時代は人体美を発揮できる
裸体や黄金比率が
良しとされたんだよ!
女性によっては、
肌見せ多いなあと思ったり。
だからショールをかぶってね。
貞節観念から「これじゃ外に出られない~~」って
家の奥に閉じこもっていました・・
紀元前27年~395年、強いぞ!ローマ帝国時代
続いて紀元前27年~395年まで
超強かったローマ帝国時代!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_640px-Rom_Caracalla-Thermen_von_Süden-min.jpg)
ローマ帝国時代の建築は
ボリュームたっぷり超巨大建築!!
帝国の力を誇示しないと!
浴場、劇場、スタジアム・・みんな公共無料施設だよ??!!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_8-min.jpeg)
男子の基本はトゥ二カっていう、
Tシャツ型のぺらっとしたワンピース
の上に一枚布のトーガ。
トーガを各自凝りに凝ったひだをつけて
体にぐるぐる巻き。
でもいつもボリュームたっぷりのひだを
片手で布をおさえないと
いけなかったり。
ボリュームありすぎて片手が
トーガに巻かれちゃったり。
片手しか使えなかったことが
多かったんだって!
ローマ帝国時代は建築といい、
ファッションといい、
とにかくボリュームたっぷり!
女性はTシャツ型のぺらっとした
ワンピースにこれまた各自凝りに
凝ったひだ。
帝国の威信は示した。
次は?
395年~1453年、まぶしい!金きらビザンツ帝国時代
395年、ローマ帝国が東西分裂したよ!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_800px-Ayasofya-Innenansicht-min.jpg)
それからは東ローマ帝国の方が栄えて、
金銀宝石のビザンツ時代到来!!
キリスト教が国教になった!
でも途中726年に偶像崇拝禁止になっちゃって・・
じゃ、黄金の装飾で
力いっぱい
神をたたえる気持ちを表そう!
ってことで
ハギアソフィア寺院↑↑の内部は
ぜ~んぶ金箔キラキラ!
地理的にギリシャに近かったから
流行りがギリシャ風になっていったよ~
6世紀ごろからだんだん独自の
ビザンツ様式が花開いちゃった!
ドーム建築と金銀モザイク絵画大流行!
ファッションも
金きらコテコテ光物・豪華だ~い好き♥
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_14a-min.jpg)
人間も宝石毛皮、シルクに金銀
た~~ぷり!!
もちろん超お貴族様だけね。
ビザンツ時代、1500年代、1830年、
1906年の超盛り袖についてはコチラ!↓↓
10世紀末~12世紀、おもしろロマネスク
ビザンツ帝国の東方っぽい雰囲気は
10世紀末~12世紀の
ロマネスク様式に継承されるよ~!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_q-min.jpg)
壁がぶあつ~~い!
でも地方によっててんでバラバラ様式。
そんで彫刻がとにかく想像力豊かに
現実無視でおもしろい!!
幻想的な、何でもありの世界。
でもロマネスク様式には
中世カトリックの決まりがあって、
芸術は絶対その決まりに当てはまらないと
いけないんです。
全員教会の決まりに従わなきゃいけない。
でも
人間本来の創造力が出てきちゃって。
決まりと創造力のはざまで葛藤
しているのがよくわかるゴシック様式。
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_Autun_Cathedrale_Chapiteau_pendaison_de_Judas-min.jpg)
悪魔の手を借りて自分をぶら下げる
ユダって、ちょっと!
キリストを売り渡したユダが
こんなテーマで彫刻されちゃってるよ。
でも柱の柱頭のカタチに合わせると
体が曲がっちゃうよ。
ま、聖書の話全部を表すには
体を曲げるしかないか・・
だってデザインに合わせて
柱頭のカタチを変えるなんてもってのほか!
教会の決まりに従ったら
結果的にこんな面白い
デザインに。
初めから面白くしようと思ってしたんじゃないよ。
ロマネスクはこんな
超笑える彫刻がたくさん。
フランスへロマネスク彫刻見物に行こう!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_36-min.jpeg)
フードをかぶって1か月歩いてお参りへ。
こういう人がよくロマネスクのオモシロ
彫刻のテーマにされていました~。
柱のカタチに合わせてまがりくねった
人間にされてね!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_37-min.jpeg)
ロマネスク時代の面白いとんがり靴。
女子は長~いチュニック。
ロマネスク彫刻からアイデアをとった
リノベの仕方はココ↓↓
12世紀半ば~14世紀、天に届け!とんがりゴシック
ロマネスの次はとんがりゴシックね。
12世紀半ば~14世紀だよ。
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/04/cathedral-117386_640-300x225.jpg)
このミラノ大聖堂、
天に向かって刺さりそうな尖塔!!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_3874910732_5816df981d_z-min.jpg)
サンジミニャーノっていう小さい町には
12世紀には200以上もの塔が
作られたんだって~!
権力誇示のためには、高ければ高いほどイイ?
タワーマンションか?
いやいや、神様に届こうとしたんだって。
だから人間も天までとどけ~!!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/05/217611-300x168-1-300x168.jpg)
貴婦人の帽子も天まで届くよう
たか~くなって行くよ。
ゴシック時代は神様に届こうって
建築が天まで届くようになったから
合わせてファッションも天まで届くような流行に!
14世紀~16世紀、イタリアルネッサンスで人間賛美リターン!!
14世紀~16世紀にルネッサンス到来!
主役はイタリア。
流行の中心は自由で均整の取れたイタリア!
建築もファッションも流行はゴシックから
キュキュッと方向転換しちゃうよ~!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_1024px-Palais_Farnese-min.jpg)
パラッツォ・ファルネーゼはローマにある
ルネッサンスの代表的な建築美。
ルネッサンス様式は
- 左右対称!
- 一階が重く上階が軽く見た目美しい
- 明るい色合い
それまでさんざん教会に従って生きていた
中世ヨーロッパの人々が!
ついに!
ギリシア哲学を
再発見してしまいました!!
「OH!
人間は生まれながらに自由意思を持ってて、
善も悪も自分で決めるんじゃ~~!!」
(byピコ・デッラ・ミランドラみたいな)
って考えがイタリア人を中心に中世の世界観をひっくり返しました。
神様が見てるから・・ビクビク・・
は終わり!!
それまで押さえつけられていた
自由意思での
ファッションも科学も芸術も、爆発!!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_53-768x1244-min.jpeg)
人間のボディ礼賛!!
ギリシア時代の人体賛美再び!
ルネッサンスファッションも
建築とおなじで
- 均整の取れた左右対称な人体美みせ
- 見た目美しい
- 明るい色合い
トーガなんかは
左右非対称でしょ?
ビザンツの金きらもだめね、
体の線がわかんなくなる。
とにかく体をきれいに見せる
ルネッサンスファッションが大流行!
1400年代の奇抜なファッションから
コスチュームデザインの発想を得るなら↓↓
1400年代ルネッサンスに流行ったのはおハゲスタイルもよ~>>
髪型の歴史にびっくり!世界一美しい流行はルネッサンスのおハゲだった⁉
1400年代と
1700年代ロココ長髪スタイルはココ↓↓
1400年代、まだまだあるよ、
ルネッサンスおしゃれ話↓↓
ファッション史の主役級生地たちにスポットを!↓↓
ファッションの歴史の中の生地ー
16世紀イタリアに残された織物のヒミツ
さあ、ルネッサンスを過ぎるとまた
かたっくるしくなるよ~
16世紀半ば~17世紀初め、スペイン強し!バロック重厚カトリック
16世紀半ばになるとスぺインが超強い大国に!
スペイン無敵艦隊とか植民地とかね。
バロック時代は
スペイン重厚カトリックな世界。
権力を見せつけないと!
なんでも背が高い!!天井高い!!
装飾過多、
バロックの華でかざっちゃえ~!!
みんなを圧倒して
びっくりさせちゃえ~~!!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_800px-Chiesa_il_Gesu_-Roma_fc12-min.jpg)
ローマのジェズ教会↑は荘厳な装飾過多で
息も吸えないほど!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_Empress-Maria-of-Austria-Wife-of-Maximilian-II-min.jpg)
ファッションのシルエットだって
建築みたいに縦長~~く。
赤、黒、白、金を使って
重厚装飾過多にしちゃえ~~!
ザ・権力!!みたいな。
17世紀初めにはスペインの勢力が衰えてきて・・
ここからからは流行の中心が
フランスに移るよ!
みんな大好きレース男子はココ↓↓
1700年からファッションの中心はやっとパリへ!!
太陽王ルイ14世は1643年から1715年に
亡くなるまで君臨!
フランス・ブルボン朝最盛期で、
ファッションの中心はもはやパリ!!
これからず~~っとファッションの中心はパリ。
かろやかロココ~。
小さい部屋、低い天井が流行ってぐっと
アットホームなインテリア。
繊細な装飾が流行るよ~
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_BOUCHER-La-colazione-min.jpg)
何でも距離が近いから細かいものも
よく見える♪
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_1024px-Pietro_longhi_la_presentazione_1740_ca._021-min.jpg)
ロココファッションは
- 小さい頭
- 胴は縦長
- ウェストラインは低く
- 下半身は横長
が特徴。
天井が低いんだから人間も横長に低く見せて!
そして流行はエスカレートするから、
どんどん横長になるデカくなるスカート!!
そういう時は下品にカニ歩きしないで
スカートをくるっと回して通ってね!
それから超人工的ファッションが
エスカレートする時代になったんだヨ。
ロココ時代のヘアメイクは
- つけボクロ
- 髪は粉で真っ白
- 天井に届くくらいのかつら
が大流行。
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/06/c0297671_4301287-282x300.jpg)
お小姓がヅラをささえてないと
デートもできない・・↑↑
![ファッションの歴史ヨーロッパ、誰も言わない何](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_1793carle-vernet-1793-1778-contrast-wholeplate-lowQ-min.jpg)
ところがだんだん
「でもさあ、あの人工的なお貴族様、ダサくない~??
なにあのヅラ~!ぎゃはは王様はんた~~~い!!」
と言い出した若者やブルジョア君たち登場!!
そんな新人類が大事件フランス革命を勃発させる!
右のカップルは正式なロココ宮廷スタイル
1778年革命直前
VS.
左のカップルは新人類
1793年革命後
お互いに「何あの奇妙な人たちは!?」
って言いあってる
ルネッサンスからロココの靴については
ココね↓↓
1703年からロココファッションたけなわはココ↓↓
1730年頃~フランス革命、華やかマリー・アントワネットの世界はココ↓↓
ロココスタイルのドレスはパステル調で!マリー・アントワネットと乙女心を癒しましょ
ロココドレスについてもっと詳しく↓↓
ロココドレスのローブ・ア・ラ・フランセーズがフランス革命の原因って?
1600年代後半~フランス革命は
ヅラスタイルが基本だよ!↓↓
執事・スチームパンク・メイド服と言えばコレ↓↓
1795年~1810年、新古典主義=エンパイアスタイルね!
![](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_oformlenie-interiera-3-min.jpeg)
「18世紀を消し去ろう、
王侯貴族っぽいのはんた~~~い!!」
「そうだそうだ、あんたの言う通り、
ギリシャの黄金比にもどろうよ。」
「ちょうどポンペイ遺跡も
発掘されたしさあ。
ギリシャローマって
超かっこよくない??」
「ロココ調~?甘ったるくてキモ~」
実はマリーアントワネットも
だんだんバロックとか
ロココ調がデカすぎて
飾り立てすぎて
イヤになっちゃいます
ちょっと、王妃様、あなたはロココ代表じゃないの??
「いいのよ、
わたくしはファッションリーダー
なんだから、
次の流行つくっていきましょうよ」
みたいな。
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_14-min-1.jpeg)
エンパイアスタイルは
- 小さい頭
- 短い首
- 超ハイウェスト
になるよ~!
あらあら今度は
超ハイウェスト、
あしなが~~
なんで、なんでよ~??
だって再々発見されたギリシャの黄金比を人間に当てはめるとこうなるのよ。
イタリアルネッサンス以来ね。
でもギリシャの薄物着てない?さむい??
だってギリシャが流行だもん。
寒くて肺炎で
死んでしまう人が
続出したそう・・
オサレより健康だろ!ってか命だろ!
でも~
ダサいと結婚できないし~
それはそれで
生死にかかわるから
オサレになりたいの~
1800年エンパイアスタイルドレスの
メイキングはココ↓↓
1800年について深めよう、
19世紀ヴィクトリア朝(英)、まだフランスがファッションリーダー
19世紀は産業革命、
工業化時代まっしぐら!!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_29496413127_633ae78d03_z-min.jpg)
鉄、ガラスが使えて建築がどんどん大きく、
でも見た目は軽くできるよ~~!!
ファッションにも
新しい超軽量素材が
いろいろ使えるよ~!!
ギリシア再発見時代の
自然な感じから大違い!
![ファッションが好き!で仕事にして稼ぐ](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/06/s_CCI20190620_0004-min-1.jpg)
1860年のクリノリンスタイルでは
- 胴超みじかし!
- 超ドデカスカート
新素材使用のクリノリンで
スカートこんなに大きくできるよ~
もっともっとスカート
大きくしてやる~!
あたしの勝ちよ~~
ついでにウェストは
新素材超締め上げ可コルセットで
締め上げヨ♥
1830年の超おもしろいスタイルはココ↓↓
1840年のドレスメイキング↓↓
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1890~92年、ヴィクトリア朝
ドレスメイキングはここ↓↓
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1900-6年、ザ・S字曲線!!
1900年ごろ、植物をテーマにした
くるくるやわらかいアールヌーボー様式の
インテリアが大流行!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_652px-Casa_Fenoglio-La_Fleur-min.jpg)
![誰も知らないヨーロッパのファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_1024px-Villa_Majorelle_extérieur_02_by_Line1-min.jpg)
![誰も知らないヨーロッパのファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_Senza-titolo-65-min.jpg)
だってだって、
1900年代はファッション史上最も有名な
S字曲線からスタート!
S字曲線スタイルの特徴は
- 大きなくるくるヘアスタイル
- バストと胃とヒップを張り出して!
- ウェスト細すぎ!!
- S字を描け!
- スカートのすそを引きずってさらにくるくるシルエット強調
アールヌーボーだから
人間もくるくる曲げちゃえ~~!
この女性、
横から見るとS字曲線を描いています。
もっともあまりにも人体をゆがめてしまい・・
臓器までゆがんで
健康を害し・・
体がきつくてだんだんコルセットを
外す流行に!
1900年はコレ↓↓
1910年、人体はまっすぐ筒形に!?
1900年のアールヌーボーインテリアって
くるくるしてて、「作るのめんどくさ~」
だったじゃない?
だから今度はアールデコ!
1910年~30年に大流行。
![誰も知らないヨーロッパのファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_1280px-Room_de_Luxe-min.jpg)
デザインじゃないか~!
ほらほら、
工業が発達したんだから大量生産しないと!
アールヌーボーじゃ熟練職人がお金持ちに超高級一点ものしか作れないよね?
直線だけで構成されるデザインが
流行るから女性も筒形凹凸なし!!
![誰も知らないヨーロッパのファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_1-min.jpeg)
1910年になるとシルエットは
細くシャープに
乾いていきま~す!
1910年アールデコスタイルは
- 頭は小さく!
- ウエストラインは胸のすぐ下超ハイウェスト!
- 体はコルセットなし、凹凸なしの筒形!
1人の天才デザイナーが19世紀を消し去ります!!
その名はポール・ポワレ。
ポワレ君は健康に悪いってことで
外します!!!!
15世紀からえんえんと
胴を締め上げてきたコルセットが!!
コルセットで支えていないと
柔らかい女性は立っていられないと
信じられていた時代に!
ついに外される日が来たのです~!!
1910-14年-史上初!女性の足がチラ見え!
![誰も知らないヨーロッパのファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_800px-Cubist_house_prague-1-min.jpg)
これがキュービズムの家ね。
世界はどんどんキューブだな。
![誰も知らないヨーロッパのファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_テキスハゲがモテる髪型が大流行、おしゃれに見えるには清潔感が解決策トプレースホルダ-min.jpg)
キュービズムシルエットでは
- 頭はさらに小さく
- ボーン入りスタンドカラーなし
- 完全にコルセットは外され
- さらにハイウェスト
- 足を見せる!
デザイナー、ポール・ポワレの時代!
女性はホントに衣服から解放されます。
頭は第一次世界大戦が始まるまで
さらに小さくなります。
ラグラン袖になり
肩がやわらかく動きやすく!!
そして・・
何百年ぶりかで女性は足を見せます~!
過去に数年間
足見せは流行ったけど、
この時から女性の足見せは
完全に定着するの!
ゲッタという靴カバーも流行っちゃいます。
これがセクシーだったんだとさ。
新しい世界の流れで
女性が締め付け衣服から解放されていくよ!
女性の肌見せの歴史はココね↓↓
1910年から
スカートが短くなった模様を直撃!
1920年シャネルのボックス型ボディライン
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_1024px-Bauhaus-min.jpg)
現代美術の金字塔、
バウハウスデッサウ校が作られたのは
1925年!!
合理・機能主義美術を目指す美術、
工芸、建築の総合学校だよ!
![誰も知らないヨーロッパのファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_名称未設定のデザイン-min.jpg)
天才ココ・シャネルが1916年にジャージードレスを発表!!
- 史上初!女性の断髪!
- ウエストライン下がる
- まっすぐボックス型シルエット!!
- 飾りは唯一ウェストでの切り替え
- スカートはひざ下丈プリーツ!
ココ・シャネルは
キュービスムの芸術家たちと仲良くて。
ココ・シャネル自身もキュービズムに
影響をあたえています!すご!
1920年代に入ると
コルセットなしが定着して
女性のシルエットは
もっとやわらかくなっていくよ
スカートはひざ下丈まで短くなるよ!
おばあちゃんとか
「なんと嘆かわしい~~TT
イマドキの若者は・・」
って絶対言ってたよね。
1925-27年、アールデコのビーズキラキラも流行ってたよ!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_800px-Chrysler_building-_top-min.jpg)
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第一次世界大戦が終わって
第二次世界大戦前の楽しい時代・・
1920年代アメリカの毎日がジャズ祭りみたいな。
建築もファッションも
アールデコの装飾が花盛り!
1928年曲線ボディライン強調時代リターン!
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人口がふくれ上がっちゃった、
イタリアコモ湖近くの未開地に建てられちゃった集合住宅。
このデザインが周りの超伝統的な
建築とちぐはぐじゃないか、
作った人はどっきどきだったんだって!
![誰も知らないヨーロッパのファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_117-min.jpeg)
これまで結構続いた筒形ほっそり
ボディライン時代に戦いを挑む!!
マダム・ヴィオネの生地の
バイアス使いが
表舞台に出てきたから!
生地をナナメの伸びる方向に使うと、
ボディラインにそって
ラク~に曲線ドレス作れるよね?
でもこれ、前と違うのはコルセットを
つけていないこと!
1928年はデザインの基本がキュービズムなので
- なんとなくまっすぐ
- でもボディラインに沿って!
- すそはバイアスでひらひら~
生地の使い方だけでボディラインに沿う
シルエットを作ってて画期的!
1927-28年シャネルジャケット衝撃デビュー!!
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だんだんファシスト色が強くなっていく20年代。
四角い!
![誰も知らないヨーロッパのファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_187-min.jpeg)
シャネルがあのスーツを発表!
世界初、
メンズジャケット用のツイード生地で
レディーススーツを作ります!
1928年シャネルスーツ
- ツイード
- ふち飾り付き
- 丸襟
- 肩パット、裏芯なし
- 超直線シルエット!!
うごきやすい!!
シンプル四角形超直線シルエット!!
世界は
ココ・シャネルに衝撃を受けました~~!!
1938年、四角く大きくなろう!!
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30年代、イタリアのムッソリーニ率いる
ファシスト党が台頭・・
自分たちをより偉く見せるために、
威圧するために建築を四角く、
大きくしました。
「大きいものはいいことだ~!!
完全なシンメトリーじゃなきゃいかん!!」
コロッセオがモデルのこの建築だって↓↓
四角くデカく!
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真っ白巨大建築がびしっとそろって!!
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_記事内-min-min.jpg)
そして人間も長方形に、大きくなるんだ~!!
1930年代後半からのファシストスタイルは
- 長方形シルエット
- 権力の象徴なら毛皮をつかえ!
- 肩パット
- ウェストはしぼって!
- ボックスプリーツ
- 太ヒールシューズ
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_202a-min.jpeg)
こちらは長方形シルエットと、
だんだん肩が大きくなってきました~
ファシスト全盛期。
1940年代、第二次世界大戦時のなんにもない時代・・
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_ViaBroletto_05-min.jpg)
第二次世界大戦中のヨーロッパ。
材料もない、貧しい貧しい・・
![誰も言わないヨーロッパファッションの歴史](https://aoki7.com/wp-content/uploads/2019/07/s_25-min.jpeg)
人間もぶかぶか四角シルエットになって行きます。
この写真はある家族のアルバムです。
フィレンツェの蚤の市で買った本物の貴重資料。
1930年代~、資料の使い方の実践↓↓
世界史の面白い話といえば‥
ところで手っ取り早く
小学生からたのしめる歴史の裏話もあるよ!
本当にあった世界史のおもしろい話は誰にでもたのしめるよ~
重要!!時代小説を読むと・・
最近読んだ時代小説は
フランシス・ハーディングの「嘘の木」。
そしてニヤリ。
その部分がこれ↓↓↓
(ほかの婦人たちは)ドレスは上質のものだが、流行には遅れている。ほとんどが2,3年前に流行した、釣鐘型のぐるりと丸いクリノリンをつけている。それに対してマートルのクリノリンは前面が平たい最新流行のハーフ型だ。 (P.70 児玉敦子訳 東京創元社)
もうこれ読んだだけで
いつの時代かわかりますよね~。
「2、3年前」は1865年の超巨大釣鐘型の
ぐるりと丸いクリノリン!
「前面が平たい最新流行のハーフ型」
最新流行のクリノリンは1867年から!
まとめ
建築とファッションは同じ流行だ!!というお話でした。
ふうふう、(*´Д`)駆け足でしたが、いかがでしたか?
ヨーロッパのファッションの歴史と一口に言っても
政治経済宗教と縦横無尽に絡み合ってることが
わかりましたね~
西洋の服の歴史は着物と違って形も秒でかわるけど
実は各時代のシルエットは四角形の中におさまり、
それが長細いか横広がりかだけの違いでした~
これから各時代を詳しくお話している記事に旅してみてくださいね~~!!
意外と歴史の裏側に通じているかも♪
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