ルネサンス14-15世紀

コスチュームデザインのコツ!1400年代ファッションが鍵だった

コスチュームデザインのコツ
アオキ
アオキ
こんにちは、イタリアで15年デザイナーのアオキです。コネもなく フツーだったの私のお話はプロフィールへ。デザイナーで独立したいあなたはこちらへ

奇抜なコスチュームデザインのアイデアを得るなら

1400年代ルネッサンスファッションから!

『パッと派手で人目を引く50人位からなる、見る人を元気にする軍団』

を作るとき、あなたはどうする?

 

マリー・アントワネットのマネして船を頭にのせる?

着つけの後ドアから出られないので却下。

 

総ラメ衣装?

一枚一枚スパンコールを縫い付けるのって人件費がかかって高いから却下。

 

全身キラキラのスワロフスキータイツ?

だから高いってば。

 

そんな時、アイデアに詰まったらうんうんうなるより

ぱらぱらファッション史の本をめくるのが、

デザインのたった一つのコツです。

 

あ、この時の本はいつも同じものでいいですよ。

毎回探すアイデアの目的が違うので。

 

超低予算!

奇抜!

でも実用的!!

と言えばこれしかない・・ぱらぱらぱら~、あった!↓↓↓

アシンメトリーの美は1400年代トラディショナルタイツにあり!

これは実際私がシエナで見て目を疑った洗濯物の写真。↓↓↓

コスチュームデザインのコツ

これな~んだ?

 

答えはタイツ!!

 

シエナではパリオという1300年代から続く競馬のお祭りがあります。

その時に住民は地区ごとに、中世から変わらないデザインの衣装を着て

街中を練り歩きます。

コスチュームデザインのコツシエナ パリオの時期のパレード

 

 

その時のタイツがコレ!

 

緑とオレンジなどの補色を使い、

しかも右半分は緑、左半分はオレンジみたいに、現代とは違う色分け方法。

 

ちなみにこの洗濯物は一家族の私物。

着替えるところ見たい(笑)!

 

とにかく他のデザインも色合いは青と黄色、

紫と黄緑など、すべて謎の補色使い・・??

 

いったいなぜ、誰がこんな色合いを思いついたんでしょう??

ルネッサンス期のイタリアで大流行した『自由』を表すにはファッションから!

実はシエナのパリオの衣装が作られた時期は暗黒の中世から脱却し、

ルネッサンス人の人間本来の自由への礼賛が爆発した時期。

 

暗黒の中世とは、カトリックの決まりで人々の生活をがんじがらめにした時代。

まあ、それによって教会が人々を不道徳から守っている感じでしたが。

 

古代のギリシャでは人間の存在そのものが喜び!

服?まあ、着てもいいけど、人間の均整の取れた体の裸が一番の美!

オリンピックはすっぽんぽんでしょ!みたいな。

 

よくある絵画のアポロの顔とキリストの顔をすげ替えると。。?

これがルネッサンスです。

 

中世では神に仕えることが喜び!

だから教会に寄付して天国に行かないと!

衣服に関しても「真面目に厳格に!肌見せ禁止!」がモットー。

 

女子のチラ見せなんてあり得ない!

そんなものより教会の方が魅力的だよ!というワケ。

 

そしてそのカトリックの教義に「見ちゃダメ!」と言われていた

自由なギリシャの考え方をがんじがらめの中世の人々が、

再発見してしまいます。

 

禁書のギリシャ哲学の本なんかを隠れて読んじゃうんですね。

ウンベルト・エコーの小説「バラの名前」では

ギリシャ哲学を読んじゃった人が仕込まれた毒で死んでいましたね?

 

教会は権威を守るためにそこまでしていました。

魔女裁判、科学者の処刑・・

とにかく神と反対の位置に行くものは厳禁!

 

そんな厳しい抑圧の中世から脱したのはルネッサンス発祥の地のイタリア人。

そしてファッションデザインにも自由意思を爆発させます。

コスチュームデザインのコツピエロ・デッラ・フランチェスカ 1400年代後半 アレッツォ10の真の十字架伝説 アレッツォ バッチ礼拝堂

だからルネッサンスファッションは

こんなにカラフルで奇抜なデザインのオンパレード。

教会の抑圧からの自由への解放だからです。

 

上の絵では戦争中もファッショナブルに!みたいな。

緑と赤の別々のパーツからなるタイツを、上着とひもで結んでいました。

ちなみにこのひもは Zupparelli(ズッパレッリ)と言います。

先に金属の先端が付いたひもです。

 

そしてタイツの真ん中は開いていてパンツが見えていたり、

別付けの(超豪華な!)大事なとこカバーがありました。

 

ちなみにこの時代の貧乏な人は、シャツの裾をまた下で交差させて

パンツ代わりにしていました^^

コスチュームデザインのコツルーカ・シニョレッリ マギの崇拝 1400年代後半 ウフィツィ美術館蔵

 

 

↑↑↑おしゃれな人は本当にこのようなアシンメトリーカラフルタイツで

歩いていました!

コスチュームデザインのコツマザッチォ 1400年後半 イタリア サンタ・マリア・デル・カルミネ教会 ブランカッチ礼拝堂

 

↑↑↑この人たちなんて聖ペテロを逆さ張り付けにしながらも

流行を追っています。

緑矢印のついている人、

シャツを伸ばしてまた下でパンツにしているのがわかりますか?

 

全然関係ない話ですが、

この聖ペテロ、ローマの大火から逃れるときに

アッピア街道でキリストに会っています。

その時のキリストの足形が

今もドミネ・クオ・ヴァディス教会の中にあります。

 

この史跡の裏に私の顧客が住んでいます。

初めて試着に行った時、家の壁が教会の壁を利用して作ってあって驚きました。

自分の家が紀元後1世紀から2000年以上詣でられているんですよ!?

 

その人たちは5代前から4万円くらいで借家しているそうです。

ローマなのに超巨大な庭付き・・

 

これまでも、これからも、羊を飼うのが借家条件だそうです。

 

話を戻しまして、

なぜこのようなぴちぴちファッションが流行ったかというと、

ギリシャ時代と同じく人体礼賛だからです。

 

ちなみに胴と足や大事なとこにはスタイルアップのために

パットを入れていました。

 

シャツもぴちぴち、ちょっとでもスソが出ていようものなら、

「ダサい奴!」。

 

左右別々のタイツの真ん中には、Bragetta(ブラゲッタ)と呼ばれる

大事なとこバッグまで着けていました。

まあこれはあまりにも目立つ‥

ということでブラゲッタは後にポケットになって行きます。

コスチュームデザインのコツルーカ・シニョレリッリ 世界終焉 1499年 ドゥオモ オルビエート

 

↑↑↑この人たち雷に打たれてこれから地獄に行くんですが、

このファッションです(;´∀`)

ルネッサンスアシンメトリーデザインを現代チープ衣装に

ではルネッサンス期のアシンメトリーファッションを

現代によみがえらせてみましょう。

 

材料

色の違うTシャツ 数枚

色の違うスパッツやズボン 数枚

 

これを半分に切って別々の色同士でまた縫い合わせるだけ。

袖だけ色を替えるとか。

ズボンの股上で切って色を替えるとか。

 

とかテキトーに。

 

私はこれで50人分の衣装アイデアを超低予算で応募して

優勝しましたよ^^

 

Tシャツを縫うときは、必ず収縮性をもたせてフラットロックミシンで縫ってくださいね。

でないと縫い上がったとたん、ブチブチブチーーーっと糸が切れてしまいます。

 

おまけー稼ぐためのファッション史の写真はネットか本か?

ちなみにファッション史の本は少なくていいので買ったほうがいいです。

ネットの画像検索だと著作権を犯していないものが多く、

(そうでないものもたくさんありますが)

とにかく写真の数が少ないです。

 

説明文は読まなくてもいいので、

とにかく写真と出典が多いものを選びましょう。

 

説明文に関しては、

ファッション史の外国語用語を日本語に訳すときに訳しきれず

カタカナの羅列になってしまいます。

これでは理解できなくて当然です。

 

古本でも今ではもう出版しないような豪華なものも格安で手に入ります。

稼ぐためにファッション史を利用するなら当然の投資です^^

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