中世13世紀まで

袖の歴史、1500年代ファッションや12世紀ビザンツ盛り袖を経て2020年袖コンへ!

袖の歴史
アオキ
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こんにちは、イタリアで15年デザイナーのアオキです。コネもなく フツーだったの私のお話はプロフィールへ。デザイナーで独立したいあなたはこちらへ

バルーンにフリル、ジゴ袖、小さいパフスリーブ‥

袖がデザインポイントの袖コンシャス。

でもこれっていつまで流行るの?

買ってみたものの結構インパクトのあるデザイン。

アオキ
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すぐに流行りが終わってしまったらザンネン!

すたれても着ていたらもっとザンネン!!

でもすたれない根拠はあるのよ~!

盛り袖がすたれない理由

アオキ
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ナント盛り袖の紀元は1500年以上前!

そしてこの流行は1500年間ファッション史に繰り返し登場。

 

実は盛り袖は定番アイテムとして人類に定着しているのです!

だから盛り袖はすたれないんです。

過去にあった流行はいつも繰り返されています。

アオキ
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新しく見える流行だって、過去にちゃんと流行っていました

 

では早速盛り袖の紀元から。

時代は4世紀、ギリシャ、ローマ時代から東ローマ帝国になった頃。

 

その東ローマ超巨大帝国の文化がビザンツ文化と呼ばれます。

 

アオキ
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絢爛豪華、金きら金

毛皮宝石だ~い好き、もっと飾っていいですか?

装飾、カラフルだ~い好き!

という文化。

 

ところでこの時もてはやされたのが

ご存じシルクロードを通ってはるばる中国からやってきた絹織物!

 

アオキ
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らくだで徒歩で輸入だよ!

値段想像でる??

とにかく気持ち的にはありとあらゆるところに装飾したい!!

でも服は体にぴったりした細身のシルエットが流行っていました。

 

なので盛れるところは袖かスソなどのはしっこ!!

さあ、盛り袖の登場!

 

この人↓↓↓サロメちゃん。

ダンスのご褒美に聖ジョバン二の首が欲しいと駄々をこねた悪い子。

お母さんにそそのかされて‥とも言いますが。

ところでサロメちゃんの袖と裾のスリットにご注目!

袖の歴史踊るサロメ ビザンツ時代 サン・マルコ寺院 モザイク 部分 ヴェネツィア

袖もスリットも高そうな毛皮で装飾されてるね。

盛り袖の紀元です!

 

宗教画のモザイクなんで事実とは違うけど。

アオキ
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大体こんな感じで盛れるところは盛ろう!でした~

この盛り袖の流行はビザンツで始まり、中世へと長々続く‥

それから何回もファッション史に登場し、現代にいたります。

盛り袖バリエーション

アオキ
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盛り袖は1500年以上流行っているのでそのバリエーションと言ったら笑える!

その例をほんの少しのぞいてみましょう。

奇妙なティッシュが飛び出している袖

↓↓↓こちら注目!!

袖の歴史『サン・セコンドのカミッラ・ゴンザーガ伯爵夫人と三人の息子の肖像』パルメジャンニ―ノ 1535-7年
アオキ
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袖の中からティッシュが出てる?

この不思議な現象のオリジナルは戦場です。

戦争中に上着が切れてしまって、

下に着ていたシャツが見えてしまった騎士が流行らせたそう。

 

1500年代には大ブームになるよ~

上着やドレスの袖にわざと切り込みを入れて、下からシャツを見せるという趣向。

 

近代まで長らくナポリ仕立てのシャツが一番上等とされていました。

なのでイギリスやシチリアの紳士は、

船で輸入されたナポリのシャツを着ることがステイタスでした。

ひじ下ボリュームタイプ盛り袖

袖の歴史『ヴィルジニア・サルトレッリの肖像』ミケランジェロ・グリゴレッティ 1830年ごろ カ・ペサロ蔵 ヴェネツィア

↑大ボリューム袖!

1830年にはひじの下あたりに大ボリュームがくる袖のデザインが大流行り!

肩から『ふくらんだ袖!』

『ふくらんだ袖』と言えば赤毛のアンのものすご~~~いあこがれ!

アオキ
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欲しくて欲しくて欲しくて・・・

自分の『質素・実用的』なマリラが作ってくれた服がかなしかったのです。

『ふくらんだ袖』、マシュウがアンにプレゼントしてあげます。

 

↓↓↓それがこの1902年~1906年に流行ったこちらのモデル

袖の歴史袖のデザイン イタリアのファッションプレート『la moda illustrata190』より

実はマリラの好きな『質素・実用的』とは1892年までの流行なのです。

アオキ
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ぴったりとした全くふくらみのない袖・・

それが1894年に突如として『ふくらんだ袖』が大流行!

清教徒であるマリラには生地の大量浪費な『ふくらんだ袖』は受け入れられなかったのか‥

1892年のシンプルな袖の流行のほうがおしゃれだと思ってたのか‥

 

当時の流行の中心はフランス。

その流行はカナダへ数年遅れて到着してました。

 

この『赤毛のアン』や『ハイジ』、『ベルサイユのばら』は今でも

ヨーロッパの衣装デザイナーやファッションデザイナーの間で大人気!

時代設定がしっかりしていて絵がきれい、ディテールまで細かいからです。

 

「Il fiore della liberta’」というイタリアの小説で、

幼少のころの筆者が家でドレスを仕立てているお母さんの様子をのぞき見する、

という印象的な回想シーンがあります。

『袖が凧のように大きくてとてもおどろいた』とあります。

この舞台は1902年、イタリアです。

 

いやはや資料がたくさんありすぎてお見せするために選ぶのが大変!

アオキ
アオキ
今も資料を見ながらひとりで楽しんでました

 

個人蔵のオタクファッション史資料が日の目を見られてこんなにうれしいことはありません。

袖の歴史夜会ドレス 1907年 トリノ

↑↑↑こちらのドレスは1907年トリノ製。

アオキ
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パターンそのものが膨らんだ袖の流行の上、デコレーションしまくりで盛りまくり!

ちょうど1906年のアールヌーボー全盛期前後、女性がS字曲線を描いていたころ。

盛り袖、超ばっちい弊害・・

アオキ
アオキ
でもこの盛り袖、超ばっちい弊害が・・

 

イタリア以外のヨーロッパでフォークが使われるようになったのは

何と1553年!

イタリア人のカトリーヌ・ド・メディシスがフランスに嫁いだ時の嫁入り道具でした。

 

それまではスプーンはありましたが、肉やパンはナイフで切って

ナイフで刺したり手づかみで食べていました。

 

そして食事で汚れた手はフィンガーボールで洗い、

テーブルクロスで拭いていました・・

テーブルクロスでは口もぬぐっていました・・

 

アオキ
アオキ
その時テーブルクロスに巻き込まれるのは貴婦人の盛り袖・・

最後に、盛り袖の流行がすたれたらどうするか?

歴史はまた繰り返すので大丈夫!

その服が大好きなら気長に待ちましょう!

 

昔は時代遅れになっても着ていました。

そもそもが良い仕立ての服だったからです。

結構気軽に幅出しなどのサイズ変更が出来ました。

それに今と違ってファストファッションを買うわけにはいきません。

 

60歳の人が20歳の時の流行りで仕立てた服を着るなんてことはざらでした。

その間40年ですよ。

 

今の感覚なら20年前の服ってなんか・・

かもしれませんが。

それに今は流行のアイテムはファストファッションで買って、使い捨て!

なんて人もいるかもしれませんね。

 

とにかく気に入っていれば取っておいて大丈夫!

流行は必ず繰り返します!

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