デザイナーで稼ぐ

ファッションが好き!で仕事にして稼ぐために必須な歴史試験1

ファッションが好き!で仕事にして
アオキ
アオキ
こんにちは、イタリアで15年デザイナーのアオキfashionsisenmonです^^ フツーの私がコネもなくイタリアでデザイナーになりました。 くわしくはコチラ

さあ、今日は第一回進級試験です。

成績上位者には賞品があります。

 

なぜ『稼げるファッション史』に試験??

と思ったでしょ?

 

じゃ、ファッション史で稼ぐってどういうことですか?

ファッション史で稼ぐためには、ファッション史を自分の引き出しの中にストックして、

必要な時に自由に取り出して使い、遊びながら、新しいアイデアにすることが必須です。

 

流行は繰り返すので、過去の流行を自分でリノベーションすると新しいスタイルが作れるからです。

どんな高名なデザイナーだって全くの無からデザインを生み出しているのではないのです。

必ず何かしらのヒントがあるのです^^

 

そしてこれは、アパレル系バイヤーさんでもショップ店員さんでも

ファッションデザイナーでも衣装デザイナーでも同じく必須の基礎です。

 

だからこの専門学校では時代の年号とその時代のカタチを繰り返し見ているんです。

 

本を暗記するだけではなかなか頭に残りませんから。

本当に自分の頭の中からファッション史をもとにしてアイデアが湧いてくるように。

それでアオキが体験したファッション史を一緒に追体験しているんです。

これで本当に自分が体験したことのようにファッション史が身についているはずです。

 

過去は新しい流行を作るときの基礎になります。

あ、また同じこと言っちゃった。

 

今日の試験は簡単なのでググったり本を見たりのカンニングは禁止します。

さあ、ファッション史がどれくらい身についているか見てみましょう!

出題範囲は古代と1800年代です。

ここここを読んでからトライしてもいいですが、ちょっと面倒くさい方はそのまま進んでください。

日本初!ファッション史の見方を変える試験

第一問 難易度 3

①②③の画像を年代古い順に並べましょう。

ファッションが好き!で仕事にして稼ぐ

 

ファッションが好き!で仕事にして稼ぐ

ファッションが好き!で仕事にして稼ぐ

第二問 難易度 5

画像①と③の年代推測してください。

 

試験はこれで終了です。

試験結果振り返り

それでは解説です。

第一問、正解は②→①→③です。

①と③で迷いますよね~

第2問の解説は以下↓↓↓

②は古代エジプトのルーズ服

ファッションが好き!で仕事にして稼ぐパピルス草を収穫するエジプト農民たち。デイル・エル・メディーナ ラムセス時代 初期 墓の壁画 wikipedia

①は紀元前の古代エジプト。これが最初なのはわかりますよね?

まだ立体的でない絵の描き方とか、パターン作成技術のない簡易な衣服ですごい昔とわかります。

古代エジプト、ギリシャなどでは布にドレープを寄せただけ、くらいのゆったりとした衣服を着用。

フリーサイズで頭からかぶり、各自思い思いのドレープで魅せるって感じ。

エジプトは暑いし、まあまだ縫製技術もなかったし、それで十分だったのです。

①、③たった2つの注目ポイントとは?

さあ、問題は①と③。

どちらも素敵な姫ドレス・・

一体何が違うの~~??

 

実はこの二つのモデル、20年もの開きがあります。

たったの20年??

でも1980年と2000年って言ったら流行全然違いますよね?

 

これを間違うと、映画衣装では時代考証の痛いミス!

流行を語ろうと思って間違えちゃったファッションデザイナー、あら恥ずかしい・・

 

この二つの年代を決定する注目ポイントはたったの二つ!!

  1. 胴の長さ
  2. スカートの形

だけ!!

ファッションが好き!で仕事にして稼ぐファッションプレート corriere delle dame ミラノ1843年3月25日

①1840年モデルでは↑↑↑

  1. 長~い胴
  2. ウェストからちょっと上にまるくふんわり広がって小さめな裾
ファッションが好き!で仕事にして稼ぐファッションプレート corriere delle dame ミラノ1863年1月3日

②1860年モデルでは↑↑↑

  1. やたら短い胴
  2. ウェストから三角ストレートに広がった巨大な裾

比べて見ると、全然違いますよね?

②1860年モデルではドレスが巨大になるのでバランスを取るために

胴が短くなっているのです。

1840年にはなかった○○で世界がひっくり返るのは1860年!

①1840年まではある発明がなかったので、スカートを膨らませるためにアンダースカート日本語ではペチコート)のフリルを4段に重ねていました。

暑い、重い、動きにくい・・しゅ~ん

 

それが産業革命たけなわの1850年代後半、『クリノリン』が発明されるのです!!

 

新しい超軽量素材、クジラのひげと針金で出来たクリノリンというスカートの下に入れる鳥カゴの発明です!

何が違うってこの二つ、ドレスの揺れるさま、ドレスの動きがぜ~んぜん違います。

それに身軽になった女性は動き出すのです!!

 

時代設定が1840年の映画に1860年の動きの女性が出てきたら一気に興ざめ・・

タイムスリップ??

ファッションが好き!で仕事にして稼ぐファッションプレート corriere delle dame ミラノ 1857年 クリノリンが出始めたころの宣伝

私を怒らせる(rabbia)つもり?

こんな鳥かご(gabbia)で何するのよ?

と、abbiaに引っ掛けたダジャレがキャッチコピー・・

 

とにかくたったの20年で流行に合わせて体が長くなったり短くなったりする人体!

まとめ、稼ぐためのファッション史の見方とは?

さあ、これで2つの時代のラインを覚えました^^

新しいワンピースのデザインをするとき、ここから出発すればラクちんです。

 

その際①1840年モデルから出発するか、②1860年モデルから出発するかで出来上がりシルエットパターンの作り方は全然違います。

生地の用尺が全然違うので、予算も大きく変わります。

 

1950年代のニュールックだって②1860年モデルのリノベーションなんです!

技術の進化で中でスカートをふくらませているのは化繊ですが。

 

量販店のフレアスカートだって②1860年モデルから出発。

ウエスト部分を②1860年モデルにすると生地の用尺が少なくて済むからです。

 

それを鳥かごを入れないで着用するので、スカートが大きく広がらず、下がっているだけなんです。

 

バルーンスカートは①1840年モデルの、ちょっと丸く膨らむシルエットのリノベーシ

ただし①1840年モデルは生地をたくさん使うので、ちょっとお高くはなりますね。

 

こうやって過去の見本を見てしまえばゴールにたどり着くまでショートカットできますよね!

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