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建築の歴史、中世ヨーロッパから見る映画『二ノ国』のデザインはクリエイター志望必見!

建築の歴史、中世ヨーロッパ
アオキ
アオキ
こんにちは、イタリアで15年デザイナーのアオキです。コネもなく フツーだったの私のお話はプロフィールへ。デザイナーで独立したいあなたはココ

話題の『二ノ国』、クリエイター志望は必見だよ!

この記事ではデザイナーの私が

  • ファンタジー世界構築のアイデアの出し方
  • クリエイティブな発想の磨き方

を教えちゃうね!

 

制作総指揮日野晃博さん、監督百瀬義行さん、音楽は久石譲さん。

 

究極のテーマ

「どちらかの命を救えば、もう一方が死ぬ」、

と普通の高校生の葛藤を描いた大作。

 

とにかく話題で

きれいサイコー良かったつまらない酷い感想が様々。

あなたの見方はどんな見方?

 

私は断然デザイナー目線で、とても興味を持って最後まで観たよ!

舞台美術が建築史のオンパレード!

それを二ノ国の世界観を通して百瀬義行さんが原画作成。

 

あらゆる時代と場所のエッセンスが絡まった背景デザインが統一されて一体となっている様は見事。

 

本記事は作品のネタばれはありませんが

背景の見どころ解説になるような内容を含む解説記事

となっています。

まだご覧になっていない方はお気を付けください。

 

先入観なしに作品を楽しみたい方は、『二ノ国』を見た後で

お会いしましょう^^

エスタバニア王国全体は中世ヨーロッパと15世紀ベネチア!

見どころは何といっても「二ノ国」の世界観、背景美術!

なんてデザイナーの私が勝手に言うだけだよ^^

あまりにおこがましいんで、私はよそ様の作った作品に評論は一切しません。

 

「二ノ国」って現実の我々の世界とどこかでつながっている架空世界。

だから我々の世界に即して世界が作られています。

 

完全に0からある世界を作ってしまうと、途端にウソくさく物語っぽくなってしまいます(;´∀`)

現実に即したしっかりしたリアリティのあるファンタジー世界構築は、こんなところからもヒントを得ることができるよ^^

 

紹介するね!

 

例えばエスタバニア王国全体は中世ヨーロッパなんてどう?『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

 

今でも現実に残っている街並みからヒントを得ることもできるよね~?

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

 

ベネチアの1400年代の建築を登場させると、家々のバリエーションが広がるよね!

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

事実、「二ノ国Ⅱレヴァナントキングダム」でアートディレクターの梁井信之氏が「現実からヒントを得て、ファンタジーとを混ぜ合わせている」そう。

なるほど、台湾の屋台とかグランド・キャニオンとかね。

岡本太郎さんの太陽の塔まで使える!?

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

岡本太郎さんの作品「太陽の塔」もからもインスピレーションを受けるよね。

さて映画内ではどの場所のヒントになるかな?

エスタバニア王宮はハギアソフィア寺院!

エスタバニア王宮全体図はハギアソフィア寺院はどう?

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

アーシャ姫とユウが乗るガラスの飛艇船はガレのガラス工芸なんて、ステキな空想の乗り物が出来るよね?

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

エスタバニア王宮インテリアはアールヌーボーからもヒントを得られるね!

ファッション史の真実 『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る 『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

ガウディ建築も参考になるよ^^

グエル公園、カサバトリョ・・

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

まだまだあるよ~

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

ガラス張りの中庭はパリ万博のグラン・パレ

王宮内の巨大な温室はパリ万博の鉄とガラスのグラン・パレは?

ファッション史の真実

温室とそこにある棕櫚の木とか植物、そこに円形ソファを置いてくつろぐのが19世紀末にすっごく流行ったんだよ!

 

お次はパリのギャラリーラファイエットだよ!

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

ユウとハル、剣闘士とのシーンはもちろんコロッセオ!

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

ユウとハルが剣闘士と戦うシーンはもちろんコロッセオで。

ただし世界一でかいローマのじゃなくて、アフリカとかによくある小さいタイプね!

これはチュニジア。

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

コチラはプーラの。

これだけでエスタバニア王国が小さいけど豊ってことがわかるよね?

敵ガバラス側の舞台美術はもちろんコレ!

敵ガバラス側内部は荘厳で冷たいゴシック建築が参考になるんじゃな~い?

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る 『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

フランス、ドイツも参考にね!!

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

おまけ:舞台美術映えするロマネスク彫刻

ココからは映画とは全然関係ないよ!

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

でもいちおファッション史専門学校だから、デザイナーからの一口メモ。

クリエイターとして発想の源泉を磨くならロマネスク彫刻がおススメ!

マイナーだし何よりパワーがあるよ~!

 

 

中世はアーティストは作品に名前を付けることがなく、ひたすら神のために作っていた時代。

自分のための表現じゃないから、カトリックのがんじがらめの決まりに従ってたんだ。

 

でも自由に表現したい欲求が、抑圧されてもなおほとばしってきて、もう圧倒される。

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

この彫刻、まずデザインの需要として、教会の柱頭のカタチにピッタリはまってなきゃいけなかったの。

そして地獄に行ったらこんなに怖いぞ!!っていう脅しを3Dで文盲な庶民にすりこまなきゃいけなかったの。

地獄→怖い→教会→寄付→天国、すごいビジネスプランだよね。

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

でもこれ置いてあるの教会だよ!?

真面目なお祈り中に私だったらゲラゲラ笑っちゃう><

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

↑鳥の首絡まってる??

そこまでして柱頭に入れ込むか??

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

↑次回作のキャラクターにいかが??

『二ノ国』のデザイン、世界観の謎に迫る

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