華やか女性下着の歴史は結構知られてるけど、男性下着の歴史って知ってる?
ユニオンスーツ 19世紀昔の男性下着と言えばユニオンスーツとか股引タイプっぽいよね?
実はこれ、19世紀のだから意外と最近の流行りなのよ~
その後の流行りっていうと1992年カルバン・クラインがボクサーパンツ発表、これが革新的!
ところがボクサーパンツの方がユニオンスーツより古い!
超古いボクサーパンツの紀元とは?
前回大人気だったルネッサンス男子のぴっちぴちタイツの解説あるよね。
中世、ルネッサンス人って腰巻してたくらいじゃない?
イヤイヤちがいますよ~
中世の洗練されたボクサーパンツ
1369-75年 磔刑 レンターテのマエストロ サンステファノ礼拝堂 レンターテ・スル・セヴェーロ中世、ルネッサンスに描かれた数々の「聖セバスティアーノの殉教」に注目。
聖セバスティアーノはもともとローマの傭兵隊長だったんじゃないかって言われる。
だからキリスト教者を拷問にかける方だった。
それがキリスト教に改宗して拷問されても寝返んなかった。
だから矢で射殺されて殉教。
この人が今の我々に正しいパンツの歴史を垣間見せてくれる。
聖セバスティアーノの殉教 作者不明 1475年頃 ヴァルラフリヒャルツ美術館実はこれ1300年代、つまり中世からすでにあったのよ~!
パンツ上部にはひもが通してあって意外にもピッタリした作り。
聖セバスティアーノ 1476年 アントネッロ・ダ・メッシーナこちら最もカルバン・クラインモデルに近いモデル。
15世紀おわりごろ、王侯貴族の下着はオランダやスペイン・カンブレー地方の最高級リネン製よ。
この絵の聖セバスティアーノのパンツはどこの素材かはわかんないけどね。
磔刑 部分 アントネッロ・ダ・メッシーナ 1475年このキリストと一緒に磔にされた泥棒たちのパンツのモダンなこと!
中世にはブリーフあった!証拠は処刑シーン
聖ゲオルギウスと王女 部分 ピサネッロ 巡礼者教会 1433-8年有名画家による処刑シーンはパンツの歴史的観点から注目!
これらをよく見ると‥
ボクサーパンツどころかブリーフもあったのよ~!
昔から処刑は庶民の大切な娯楽。見世物。
処刑の後はさらし者にされるのが常だった。
画家がこのさらし者をたくさん描いて人体デッサンの修行。
なんでぴっちぴちタイツが下げられてるのかは不明。
脱ぐには8本のヒモをほどかなきゃならなかったからわざとタイツ下げたんだよね?
二人の人物の素描と聖ピエトロ ピサネッロ 1430-5年ここにもさ。
これは紛れもなくブリーフじゃない??
現存するヨーロッパ最古の病院にて、患者がパンツで大行進!
シエナ ドゥオーモトスカーナ地方の中世城塞都市シエナに今も残されるパンツ歴史資料。
ここのサンタマリアデッラスカーラ美術館。
シエナの超有名シエナ大聖堂広場にあるよ!
サンタ・マリア・デッラ・スカラ 入り口 シエナ入り口はドゥオーモ横、地味な時計の下、老舗激甘お菓子屋がある広場。
前身は中世1090年創立の救済院。
巡礼者や病人、ビンボーな人、孤児の宿泊保護施設。
現存するヨーロッパ最古の病院だよ!
ちなみに私が出産したローマのサンスピリト病院は1300年代創立だから負けてるね。
その壁画がファッション史の資料の宝庫。
上着、靴、ヘアスタイル、帽子、ズボン‥
ありとあらゆるルネッサンスファッションが描かれてる。
ドゥオーモ再建 部分 ドメニコ・ディ・バルトロ 1442年こちら三人の人夫。
だって大事なぴっちぴちタイツが破れたらイヤだもん。
タイツに今みたいに伸縮性ないしね。
施しの分配 部分 ドメニコ・ディ・バルトロ 1441年真ん中の男性、衣類のほどこし受けてます。
履いているのがお尻がはみ出しちゃうくらいのぴっちりブリーフ!
筋肉もっりもり。
ビンボー人なのにこの洗練された下着‥
病人の治療 部分 ドメニコ・ディ・バルトロ 1441年手当を受けるけが人。
実はこのパンツの大行進、私は毎日飽きるほど目にしていました。
お気に入りの涼しい場所だったし、学生はタダで入れたからね。
まとめ
中世、ルネッサンス男子は洗練されたパンツをはいていた!
というお話でした~
ボクサーパンツを発表したのはカルバン・クラインが最初ではありません!


