私はひたすら自由な時代に生きてるんだな~~って実感する。
似合わないとか、太いからとか、たるんでるから隠す人もいるかも。
でもそれは他人のために自分のファッションを考えている時。
自分のためにおしゃれするんなら、「この服好きだから着たい!!」
「暑いからノースリーブを着る!!」
だから着る⇒執念で似合うようにする!!
になるね。
ファッション史上では「肌を見せる=自由」の意味合いの方がダンゼン強い。
その某宗教の信者たちに聞いてみるとね、それって貞節が主な理由だって口々に言うよね。
ここでは他人のためのファッションになってるでしょ?
まあ、タブーを犯すことの恐怖もわかるけどね。
私と一緒に肌見せの歴史をヒモといちゃおう!
目次
ギリシャ時代も女性は足見せなし!
男性はすっぽんぽんでオリンピック競技してたし。
でも女性はね、足首までの長~いキトンとかヒマティオン。
ノースリーブワンピでこそあったけど
その上に必ず羽織もので腕や髪の毛をおおってたんだよ。
それからずっと、20世紀まで男女ともに手足はおおってた。
農村の女性は働くときにスカートをちょっとまくって足を出したりしてはいましたが・・
たまにナポレオンからのネオクラシック時代では腕は出ていました。
でも足は?
ギリシャ時代からず~~っと、
マリー・アントワネットがファッションリーダーだった時をのぞいて、
1910年のあの日にいたるまで、女性の足はおおわれてきたのです。
足首が見えたよ、1910年の大スキャンダル!!??
1910年に、ポール・ポワレが女性の足首が見えるドレスを発表したその日です!!!
何てこと!!!!!
でもこれが女性たちの間で大ヒット。
西洋ファッション史ではギリシャ時代以来、1778年~80年のたった2年間をのぞいて、女性の足は常につま先まで隠されてた。
貞節とか、はしたない!とか、カトリックの道徳的な意味からです。
彼のファッション界の革命児ぶりったら。
S字ライン全盛期の1906年にはコルセットを追放!
ポワレの作ったまっすぐウェストライン↓↓↓
あのコルセットでくびれた超人工的ウェストが美の象徴だった時代に、ですよ!?
1906年人気だったS字曲線↓↓↓
超人工的、体を曲げて男性から見た女性のはかなげな美を表現。
他にも1911年にはキュロットスカートを発表。
世界初ファッションとしての女性のズボン!
女性の動きやすさに大貢献。
こんな大胆なファッション改革も、デザインがおしゃれだったし、時代の流れに合ってたのですんなりと受け入れられました!
それまで19世紀の炭鉱で働く女性用のいただけないズボンは、ちょっとあったことはあったけど・・
ただ男性労働者のズボンをはいてミニスカートでおおった、いまいちなデザイン。
ダサかったから、一般的に受け入れられなくて。
ここから先もポワレの創造性はつづくよ。
ロシアバレエ「リュス」の影響を受けたコスプレ大魔神みたいなゴージャスパーティードレスの大流行とかね。
でもこれは肌見せとは関係ないので、また今度お話するね。
1926年、女性がやっと足を見せるようになったのって彼女のおかげ!
それからひざ下を丸出しにするようなファッションを提案した人だ~れだ?
ほらほら!
正解は~~~??ガブリエル・ココ・シャネルでした~!
カンタンだった?
1926年、ココ・シャネルはひざ丈のリトル・ブラック・ドレスを発表!
このひざ下丈服は外で働き始めた女性たちの間にあっという間に広まったよ!
ポール・ポワレと同じく、コルセットなし、女性の足見せで女性の動きやすさに大貢献!。
働きやすい、
動きやすい、
なにより男性から見た「女らしい」女性像からの自由!!
60年代を突っ走れ!あの子マネしてみんなあんよ丸出し!
1960年代を風靡したモデル、ツイギー!
小枝のように細いイギリスの超有名モデル・・
女子たちはそろってミニスカート!
はしたないとか言われても気にしない!
これほどの自由がありますか?
それから現代にいたるまで、肌を見せることの自由は続いていますよね?
水着って肌を見せないものだったの?
水着ってどうなのよ?
19世紀半ば、ヴィクトリア朝の女子たちだって海くらい行ったでしょ?
こんな長袖ドレスの水着を着てね!
このころ、産業革命のおかげで鉄道でのお出かけが一般的になったんだよね~。
海水浴もしかり!
産業革命は人々を郊外の遊びへと誘ったんだね~。
ファッションまでガラリとかわっちゃった。
でも泳ぎやすい腕ひざ下出し水着を着て、公衆わいせつ罪で逮捕されちゃうスイマーもいたよ!
女優でスイマーのアネット・ケラーマンさん。
体の線がはっきり見えて露出の多い動きやすい水着はタブーだってさ!
普通はこんな↑↑↑スカートタイプの動きにくい水着ね。
右後ろに見えている小屋は超便利な各人レンタルの個別のキャビン。
で、ここで着替えて海に飛び込んだんだよ!
肌を露出した水着の登場!は1930年代になってから
答えは1930年代!
結構後だね。
今見るとかなりおしゃれ。
↑見てこの人!
1930年代初めなんで時代の寵児はムッソリーニ!
今ならAKB48のどなたかがプリントされている感じ!?
1937年から38年の第二次世界大戦直前のこと。
海辺でナイトガウン仕様のものを羽織るのが大流行!!
綿ピケなどの涼しい素材で出来ていましたが、なぜナイトガウン??
男性水着の歴史も19世紀末から。やっぱり肌見せナシ?
労働者階級より上の人たちは、男子も生足を見せることはなかったね~。
1700年代のひざ下ズボンもストッキング必須。
サン・キュロットというズボンの名前でフランス革命の時に活躍した人々がいたくらい。
これは労働者階級ではかれていた短めズボンだよ!
だいたい生手だってキモ悪がられたんで手袋着用必須!!だったし。
短パンは小さい男の子のものでした。
メンズの短パン生足は海ファッション専用。
メンズ水着も19世紀末から使われるようになったよ。
海水浴が一般的になったからね。
『ベニスに死す』の有名な海水浴場シーンにも出てくるよね。
↑1930年は露出は増えてるけど、まだ男性も上下つながった水着。
左端の男性の背中、かろうじて水着が背中でつながってます^^
女性のツーピース水着が流行りだしたのは1942年から。
男性のショートパンツだけの水着もこのころから。
戦争中で軍需用に水着に使える布が制限されちゃったから何だって!!
水着って産業革命とか戦争と関係深いんだね(;´∀`)
20世紀ヨーロッパの服装において特に女性については大変化!
なんと足を見せちゃったよ~
ここからすべては変わる!
ってことだけは覚えててね。
ちなみにの夏の現代イタリアで二の腕は?見せる?
「だって暑いから」
「だって 着たいから」
彼女たちが肌を露出しているのは自分のため。
他人からどう見えるかっていうことからは完全に自由。
ヨーロッパの帽子の歴史は服装とともに変化し続けるね。
特に1920年代と1930年代のファッションは
帽子なしでは語れない程ファッションの重要ポイント。
まとめ
肌を露出できる!
これはファッション史の中で見るとごく最近のこと。
女性たちがやっと手に入れた自由ってことでした~
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