この記事では書ききれなかった
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ずっと入りたかったお城に侵入できるチャンスがやってきました~
10年以上待ってた!
ローマ郊外のお城なんだけど
侵入前にそのイワレをちょっと‥
バロック建築、華麗な意匠と数奇な変遷
このお城はローマ郊外、って言ってもトラステベレから20分くらいのとこ。
昔はド田舎だったけど今では都市が拡大されて住宅街になってるよ。
その国道沿いにいきなりこのお城があるの。
17世紀にローマ貴族が建てました。
シスターたちが買って何するのか意味不明だけど‥
何と修道院の財産になってて借家にしてたみたい!
そう言うことは今でもよくあるんだよ!
さて持ち主が変わり続けついにアタシの友達ブルーノのおじいさんが買ったの。
お城は1906年にも改築されてるのでその頃の調度があるかもね。
たのしみ~
閉ざされたバロックのお城に入れるワケ
さてなんで外国人のアタシがこの閉ざされたお城に入れるかというと
家の半分の持ち主がもともと友達なのです。
それで家を紹介されたときから
いいないいな~入りたい入りたいよ~ねえねえねえ~
ってずっと言い続けてたから。
昔ブルーノのおじいさんは一人で購入。
でもその後亡くなって遺産相続の時もめにもめて‥
それがブルーノのお父さんの代。
兄弟で城を縦半分にしたの!
それからまた代替わりしてブルーノは住み続けて‥
半分の親戚の家には途中からなぜか誰も住まなくなったんだけど権利はブルーノにはないというコトに。
だからブルーノの敷地内の自分ちの半分には入ったことがなかったんだって。
その持ち主がご老人になって
たぶん超頑固になっちゃって‥
でもその契約がなされたときの法律によるとその人本人がサインしないと売れないし
他の人が許可なく入ると不法侵入になってしまうんだって!
だから誰も住んでないまま放置。
それでご老人が亡くなって法的にきちんと相続したのがブルーノってわけ。
ブルーノは税理士なんだけどその知識を持ってしても契約は絶対みたいだよ。
だからそんな空きお城が沢山あるみたい。
とにかく今回やっと開門されることになって
「それならうちのお城大好きなアナタどう?
考証できるでしょ?」ってことになっただけよ~
イタリアは同じ能力ならより近しい人が優先されるからね。
会社所属の鑑定士という肩書がなくても
友達だからということで信用されるワケ。
それに今回はプロの鑑定士ももちろんいますよ。
さてこのお城の調度は競売にかけられます。
1個人で所有するなら泥棒よけが大変すぎだからね。
サザビーみたいに競売にかけられたり
買い取られたりします。
ただしここで価値を間違われることはまずないけど
安く買いたたかれることはあるかもね。
その予習として先に時代考証しておこうというワケ。
で、お掃除部隊と掃除しつつ時代考証するのよ~
ブルーノは考証できないけど古物の値段がわかる、というコトね。
今回探検部隊はドキュメンタリー撮影があるので
- アタシー考証
- ジプシーのお掃除番長ー先に入ってたぶんある死骸を取り除く‥
- ルーマニア人お掃除組ー2人で普通の掃除
- 家主
- 奥さん
- カメラマンー撮影
となっております。
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