以前は何につけピッタリシルエットが流行っていました。
でもここ最近ルーズな変形シルエット、流行っていますよね~
体型を選ばないし、
フリーサイズで通販で買いやすいし、
ボリュームセーターの上にもひらひらトップスの上にも、長く着られるし・・
今の消費の流行にピッタリです!
この変形アウター、自分で新しい形を作るとなると意外と難しい。
寒くて需要に合っていなかったり、
着づらくて用途に合っていなかったり・・
まずは歴代変形アウターを見てみましょう!
なぜなら自分では思いつけないような変なカタチのアウターが!
これらをこれからの服作りのヒントにね!
パクリじゃありませよ、
アイデアはリノベーションです~^^
ファッションの中の一番変なカタチのコートは1890年のコレ!
トップバッターはコレ!
なになに~?
なんか変なとこから手が出てる~??
1890年~92年に流行ったすごく変なカタチのマントジャケット。
手が『前ならい』するみたいにウェストラインで固定されるジャケット。
フランス語では『visiteーヴィジット』
これがファッション史上最高にエレガントなジャケットと言われています!
前に手を出す切れ目があって、そこで手が固定されます。
自然と赤毛のアンのマリラがいつもやっている、おへそのあたりで手を組むポーズになります。
袖山にも注目ね!
この時代はドレスの袖山が、上を向いた鳥のクチバシみたいに上向きに尖ってた。
だからアウターも同じ袖山のカタチ。
そしてこのゆったりマントタイプの中なら、あらゆるカタチの盛り袖をしまえるというワケ!
ドレスにピッタリフィットしたアウターじゃ、決まったドレスのうえにしか着られないからね!
このタイプはほっそり袖ドレスの上にしか着られない!
画像の質が悪くてごめんね。
でも故巨匠ピエロ・トージ氏が、
「画像の質など問題ではない、本質はカタチを見ること!」
って言って、これくれたの。
ふたこぶラクダだって着られちゃうコートは1885年製ヨ
1885年のバッスル大流行の時はどうする??
この時代、みんなドレスには大きなにせヒップをつけていましたね?
お金持ちはコートもこのカタチ!
↑↑↑見てみて~!
これならふたこぶラクダさん用のコートだって作れちゃう!
子供のかくれんぼにはもってこい!
①マント(袖付き)
②コート(大きなヒップ!)
③ヴィジット(ヒジんとこ、かわいくない?)
だよ!おしゃれなあなたは全種類そろえないとね^^
でもこれ、このバッスルシルエットにしか使えないよね~
つまりたったの1885年~88年の三年間しか着られないよTT
だから節約派はいろいろ使えるマント一択でしょ!
今と違って服は全部手作り、生地だって高級、ファストファッションなんてないしね。
↑この極小写真に注目!!
1890年のローマ中心地のコルソ通りだよ!
今も昔もショッピング通り。
そこにバッスルスタイルの女子が!
↓この人もコートのカタチに注目ね!
手っ取り早い!何にでも合わせやすいのは1800年代ずっとコレ!
いつの時代も使われたのはやっぱりストール。
マリー・アントワネットが死んじゃって一時期フランスに王様がいなくなった時期があったじゃない?
1800年くらいのフランスね。
このころ作り上げられた人工的王侯貴族ファッションに反対するファッションが流行!
自然な人体賛美を目指すなら、やっぱりギリシャファッション!
ネオクラシック時代到来です^^
ってことで薄物、コットン、スケスケが大流行り!
でもさむ~~いパリでこれやっちゃったから、肺炎んで死んでしまう女子続出!
なのでその後すぐカシミヤのあたたかいストールが流行りました・・
まあ、そのころのストールはカシミヤ地方の本物で超高級品だったんだけどね!
↑これはベルタって呼ばれるストール。
1840年からスカートがどんどん大きく膨らんでいきます。
それに合わせたコートがなくて、ストールを使っていました。
実用的!
『ベルタ』は馬蹄形のストール。
手を出すところの型が作られている、ずり落ちないストール。
いつも片手でスカートを持ち上げなければ歩けなかったので、とても便利。
たしかにその前のネオクラシック時代にはなかったベルタ。
まとめ
変形コートは現代だけの流行じゃないってことでした~
ファッション史の中の様々なカタチの変なコートを見てみました。
これをヒントに次の新しい変形コートのパターンを作ってみよう!
- Yahoo、Gmailなどフリーメールアドレスでのご登録をおススメします
- メルマガの停止は「メール配信停止」リンクからいつでも解除できます